そば〜蕎麦

 

《そば》蕎麦・・・【学名】Fagopyrum esculentum

タデ科ソバ属の一年草

中国が原産で約3500年前の縄文末期に
朝鮮半島経由で日本へ来たとされます。
大昔はそば米として煮炊きして食べられていました。
その後製粉技術が出来、『そばがき』が食べられるようになります。
16世紀末頃に中国から麺状にする技術が伝わりました。
『蕎麦掻き』に対して『蕎麦切り』と呼ばれるようになったとさ・・・・

【蕎麦の効能】
 蕎麦にふくまれるルチンという栄養素は、肝臓の機能を強くする効能があり
アルコールをよく摂取する方にはお薦め。

 その他、コリン、E、セレンが含まれ、ガンの予防、高血圧、糖尿病、緑内障等の治療作用があり、 ルチンが多く含まれていることで毛細血管を強化し、血圧を降下させる働きがあります。
このことから心臓病、動脈硬化、高血圧の予防に役立ちます。
 
 又、活性酸素を除去する働きがあるので、悪玉コレステロールの発生予防、
及び脳の記憶力向上に役立ちます。

これだけの栄養を含みながらカロリーが低く、食物繊維を豊富に含んでいるためダイエットの強い味方です。

【蕎麦の栄養価】

でんぷん質 65〜70%  たんぱく質 12%

食物繊維 5%  脂質・灰質 4.5%

糖質 ・・など

【栄養素と効能】

たんぱく質
メチオニン
必須アミノ酸

血液中のコレステロールを下げ、活性酵素を取り除く作用がある

・アルコールから肝機能を守る ・抜け毛の予防
・精神分裂症、パーキンソン病を改善

たんぱく質
スレオニン
必須アミノ酸

基礎体力をつくる。肝臓に脂肪が蓄積するのを防ぐ。

・成長を促進 ・胃炎を改善 ・肝脂肪を予防

たんぱく質
アルギニン
準必須アミノ酸

成長ホルモンの合成に関与し精神的・肉体的に強化する働き

・病気への抵抗力を高める  ・傷の治りを早める
・靭帯や腱の調子を良くする ・生殖機能の改善
   ※子供の体内では作り出されない

ビタミンB1
サイアミン

糖質のエネルギー代謝に必要なビタミン

・成長を促進  ・脚気の予防  ・精神の安定
・筋肉や心臓の機能を正常に保つ  ・乗り物酔い防止

ビタミンB2
リボフラミン

脂質・糖質の代謝に必要なビタミン

・健康な皮膚、爪、髪をつくる・視力を増進させる
・口内炎、舌炎、口唇炎を予防また症状を軽くする
・目のかゆみや疲労を軽減 ・体内の解毒作用を促進

ミネラル
カリウム

ナトリウムの過剰摂取に対しカリウム不足になると高血圧を招く

・ナトリウムによる血圧上昇を防ぐ
・肝臓の老廃物の排泄を助ける ・筋肉の動きを円滑にする

ミネラル
鉄分

赤血球のヘモグロビンにとって不可欠な成分

・疲労を防ぐ ・病気に対する抵抗力をつける
・貧血を予防する ・体温を維持する ・成長を助ける

ビタミンB3
ナイアシン
・消化器系の健康を促進する ・健康な皮膚や粘膜をつくる
・アセトアルデヒドを分解し、二日酔いを防ぐ
・コレステロールや中性脂肪を低下させる ・頭痛を予防する
ビタミンP類
ルチン

ビタミンCが充分に機能を果たす為に必要なビタミン

・歯茎の出血を防ぐ ・高血圧、脳出血など出血性疾患の予防
・ビタミンCの酸化を防ぐ ・更年期によるほてりを防ぐ
・打ち身による青あざを防ぐ ・風邪などをひきにくくする

コリン

循環器系と脳の機能および細胞膜の構成と補修に不可欠な栄養素

・肝臓機能の増強 ・脂肪肝、肝硬変の予防 ・高血圧の予防

食物繊維
へミセスロール

腸の働きを良くする

・大腸がんの予防 ・有害物質の排出 ・満腹感から肥満の予防につながる
・ 便秘を予防、改善する ・静脈異常を予防 ・虫歯を予防

《ここまでKen Gyu調べ》
間違い等がありましたらご連絡下さい。直しますm(__)m      

蕎麦粉屋さんから頂いたポスター

こちらにも蕎麦のお話が載ってます。

《クリックで拡大表示します》

『全国蕎麦製粉協同組合』より


蕎麦は非常に栄養価の高い優れた食材です
特に発育盛りのお子さんには是非食べて頂きたい。

※おそばはアレルギー食品に指定されています。
アレルギー体質の方はお気を付け下さい。

蕎麦スプラウト・手打ち蕎麦定食

さらに蕎麦の栄養を調べよう!

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